百三十六話 ヒスイ

 東屋の中は畳が敷かれていて、い草の爽やかな香りが香っていた。部屋の真ん中には円形の座卓が置かれていて、その周りには座布団が敷かれている。 これが月面にあることを考えると、何だかすごい違和感があるんだ…

25話 誰なのっ、女の人が襲ってきたよっ

 迫り来る巨大な炎の塊を、レイジが作った巨大な氷の塊が迎え撃つ。 二つの塊は接触すると大爆発を起こして、爆風が破片にぶつかって光を撒き散らしながら押し寄せてきた。三人を支えている僕は、咄嗟に翼に大量の…

百三十五話 月の女神

「それで、ミュシュはどの位で元の姿に戻れるんだ?」「そうですね、半兎人の状態が長かったので、儀式の間で一週間ほど過ごさないといけないかもしれません。 半兎人は過負荷の魔力を全身にくまなく行き渡らせる秘…

百三十四話 ルナナリアの女王

「我が国の王子を送り届けていただき、誠にありがとうございます」 俺たちは街を抜けて城の中まで案内された。そのまま、謁見の間まで全員が通された次第で、正直言って現在進行形で面食らっている。 種族や習慣が…

22話 よしっ、君の名前を決めたよっ

 名前。正直言って、すっごく悩むんだけど。 花の名前とか、宝石の名前とか、色々候補は浮かんでくるんだけど、いまいちしっくりくる名前がない。 もともと彼女はダンジョンコアで、工場の管理のために使われてい…