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ナナナシア物語
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カテゴリー: 悲報。私の異能が私の意思に反して勝手に発動するんだけど

2021年2月25日

22.苦笑。どうしてかな香織の立ち位置が変わり過ぎなんだけど

 そのまま公園のベンチに座っていてもどうにもならない感じだったから、怖がる香織を何とか宥めながら四人で公園の駐車場に移動した。 織人が乗ってきた車は外車で、何とかっていうメーカーのミニバン。 「カルソ…

2021年1月3日

21.安堵。香織も違和感に気がついたみたいなんだけど

「ねえ、香織……どこまで気がついてる?」「わかんない。でも私たちって小さい頃から一緒だったよね? それこそ琴音とは、保育園からの付き合いなのに、琴音に妹が……鈴音ちゃんがいたって記憶は私にはないのよ……

2020年11月21日

20.頭痛。当たり前のように私に兄がいたことになっているんだけど

 そして、再び世界に色が戻っていく。  止まっていた時間が動き出して、破壊されていた世界が、何事もなかったかのように修復される。 吹き飛んでいた車が元の場所に戻る。潰された車も、中に乗っている人すらも…

2020年11月9日

19.喪失。私が得たものと失ったもののバランスが悪すぎるんだけど

 砕け散った暴走トラックが私の目の前で光の粒に変わっていく。 ただその甲斐があってか、黒馬馬車は私達の数メートル先で動きを止めていた。黒馬が口から青い炎を吐き出すたびに、空気がビリビリと震えている。 …

2020年7月24日

18.騒然。登校していたらまた香織が違う物に轢かれそうなんだけど

 もうね、意味わからないってこのことだと思う。  私と鈴音が交差点に差し掛かったところで、香織がまた意味わからないモノに轢かれそうになっている。  そもそもまた今日も、鈴音が一緒に登校することになった…

2020年7月18日

17.憤怒。異能バトルが始まったなんて私には関係ないんだけど

 体が震えている。何が起きたのか分かるんだけど、何でこんな事になったのかは全く理解できない。  そもそも理解したくない。  これってたぶん、よくラノベとかにある『異能バトル』ってやつなんだよね。だった…

2020年7月10日

16.当惑。帰宅したら家の事情がすっごく変わってるんだけど

 もうね、ポカーンだよ。 立ち止まったのは私だけで、鈴音とお父さんはさっさと階段を上がっていってる。 ちょっと幅が広めの階段脇には、一段ずつに足元を照らす明かりが灯っていて、玄関まで光の道が出来ている…

2020年7月5日

15.苦渋。思い出したのに知らないことの方が多いんだけど

 部室の表札が『野鳥観察クラブ』から『異世界研究クラブ』変わったことに、私以上にびっくりしたのが鈴音だったよ。 目を大きく見開いたと思ったら、慌てて立ち上がると壁に駆け寄って一生懸命に看板を触り始めた…

2020年7月3日

14.疑問。私が私なのかって聞かれて自分でも分からなくなったんだけど

「……私は、たぶん結城くんが知っている私の……はずだよ?」 少しだけ考えてから、しっかりと孝太朗の目を見て告げた。 私の動揺が伝わったのかな、私に抱きついたままだった鈴音の腕に少し力が入ったように感じ…

2020年4月26日

13.茫然。教室に戻ったら私の隣に小さな椅子と机があるんだけど

 お昼休みが終わる頃にはとりあえず私の気持ちもいくらか落ち着いてきた。 さすがにいつまでも保健室にいるのも気が引けたから、香織と鈴音と一緒に教室に戻った。戻ったはいいんだけど、完全に想定外の事態になっ…

2020年4月19日

12.動揺。死神の女の子が私の妹だってことになってるんだけど

 香織と保健室まで来た私は、保健室の林先生に声をかけると、空いていたベッドに横になった。香織が椅子を二つ持ってきて、片方に座ってその隣の椅子に教室から付いてきた死神を座らせた。 死神は素直に私の服の裾…

2020年4月14日

11.呆然。止まってる時間が長くなってる気がするんだけど

 たぶんね、『暴走機関』って何だろう……って考えたからなのかな。 三時限授業が始まってから最初に時間が止まった時に、なんとなく気になって意識してからだと思う。その次に止まった時の時間が、体感だけど一気…

2020年4月5日

10.混乱。何だか知らないうちに異能が増えてるんだけど

 呆然と固まっている私をよそに、公園の立木の向こうにある道路では、何事もなかったかのように車が走り始めた。次々に車が、朝の通勤に合わせて走り去っていく。 公園のベンチから見える歩行者信号が点滅を初めて…

2020年3月15日

9.唖然。私の無限収納が意味わかんない物収納したんだけど

「なんで時間停止してるのに、こっちに向かってくるのよっ」 それまで私は、時間停止は絶対だと思っていたの。私が意識して触れた物だけが限定的に動くと思っていた。 でもそれが違った。 トラックが、私の意思と…

2020年1月20日

8.急襲。同級生の香織が大型トラックに轢かれそうなんだけど

「ん……やっと朝になったんだ……」 寝ぼけ眼をこすりながら目を開けると、カーテンの隙間から朝の日差しが差し込んできていた。思いっきり伸びをすると、体が凝っていたのか筋が伸びたのが分かった。 昨日はある…

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